20年かかって成婚した男性

桜新町の結婚相談所カウンセラーの秋山です。

 

婚活はNever Give Up !

 

結婚相談所にお金を出して入会したら、自分の希望通りの相手とすぐにでも結婚できると、勘違いしている人がたくさんいますが、そうはいきません。

思い通りにいかず、婚活鬱になる人もたくさんいるのが、現実です。

自分が希望する条件の人に、いくら申し込みをしても×の返事しか来ず、え~!?

こんな人から申し込み? というパターンもよくあることです。

 

でもそれが現実の自分の立ち位置であることを自覚し、認識しなければなりません。

 

一刻の猶予もなく、時間ばかりがたち、自分はどんどん年をとっていってしまうのです。

 

うちの会員で、38歳からお世話を始め、ようやく20年かかって、58歳で成婚した男性がいます。

どうしても子供がほしいという希望があり、そのため、男性がどんどん年をとるため、希望相手の年齢との差が大きくなり、年ごとに難しい状況となりました。

ここまでの長い付き合いになると、もう家族のような感覚となり、私のポリシーでは、言いたいことは遠慮なく言うという関係を築いているので、途中でいろいろなこともあり、何度も見捨てようと思いましたが、それでも食い付いてくるのです。

たぶん私に見捨てられたら、こんなに親身に自分の世話をしてくれる仲人なんて、一生みつからないこと、彼はわかっていたのだと思います。

 

そしてついに奇跡が起き、成婚しました。

 

相手女性の仲人さんが本当に素晴らしい方で、仲人同志のやりとりで、

「もううちの女性は決めましたから、男性から、今週末プロポーズお願いします」

という内定の連絡があり、うちの男性は、「まだ3回しか会っていない」とかつべこべいっていましたが、

「そんなこと言ってるから、結婚できないんだよ! 本当に結婚したいのなら、ここでいかなきゃ、男じゃない!」と背中を押し、めでたく、成婚となりました。

プロポーズを受けてもらえたという電話をもらった夜は、興奮して、朝まで眠れませんでした。

この男性との20年の歴史がようやく今夜で終わると思うと、本当に感無量でした。

 

本当に仲人が背中を押さないと、決断ができない男性は、たくさんいます。

その人の直すべきところや、私が気付いてアドバイスができることは、すべて言う主義なので、入会面談の時に、そんな仲人だけど良い?と確認しています。

遠く離れて暮らしている実家のおかあさんだって、たまに帰ってくる息子にそれ違うよなんていうアドバイスはなかなかできないと思うし、この世の中で、正直に指摘してくれる相手なんか私しかいないんだから、素直に聞いて幸せになれ、と言っています。

 

このように20年かかって成婚する例もあるから、やはり婚活はうまくいかなくても決してあきらめてはいけません。

 

仲人があきらめたら終わり

 

だと思っています。