グッドライフという屋号の意味

新しい年になったと思ったら早くも3月に入り、だいぶ暖かい日が続くようになっています。

こちらの相談所「グッドライフ」がある桜新町は、その名の通り桜の名所ですが、先駆けて、河津桜が

今真っ盛りの場所が、世田谷のお伊勢さまと言われる桜神宮です。

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夜はライトアップしていて、それはまた幻想的で素敵な光景です。

向かって左側にあるのが「縁結びの木」と呼ばれるもので、今日もたくさんの人が訪れ、リボンを結んでいました。

先日こちらの相談所を取材してくれた方から、「グッドライフ」という屋号の云われは何か?と尋ねられ、結婚させるためにお世話をするのが、結婚相談所の本業ですが、結婚だけが道ではないし、その人の人生が素晴らしいものになればという願いを込めて、そのためのお手伝いを最大限にしたいと思っていると答えました。

前にうちのホームページから問い合わせをしてきて、面談にいらした50代の女性、前に入っていた相談所でお見合いをして交際になっている男性ともう数年続いていて、自分は結婚したいと思っているけれど、彼がなかなか決断できず、いまだに宙ぶらりんの状態で、そこから抜け出したく、うちの相談所に入会して活動して新しい相手を見つけたいということでした。でもその彼との話を涙ながらに話すのを聞いていて、まだまだその彼のことが好きでたまらないようだし、彼との結婚を望んでいるのがとても感じられたので、うちに入会することは勧めず、もう少しその彼が決断できるまで待ってあげたらよいと話し、彼女を返しました。

それでも彼女はよく考えた末、やはりうちにお世話になりたいというので、入会し、しばらく活動して、お見合いもしていました。その間も前の彼とも続いていたので、よく悩み相談を聞いていました。泣きながらうちに来たこともありました。

そして今年に入り、ついに彼が決断し、入籍という運びになり、喜びの報告が来ました。彼女の粘り勝ちという感じですが、やはりあきらめないでよかった! 世の中には結婚という決断をするのに、本当に長い時間とエネルギーを必要とする男性がいるものです。

彼女はうちの相談所での活動でではなく、その前から交際中の彼との成婚となりましたが、私としては、これまでの道のりを知っているので、本当に涙が出るほどうれしく思っています。

結婚相談所の仲人としては商売上は全くだめだめの私で、仲人仲間からは、その多大なエネルギーをもっとお金に換えられるのに、もったいない!と私の商売っ気のなさをあきれていますが、これも私の性分なので、改めることができません。

私という人間に出会って、その人の人生がグッドライフになれば、それで十分うれしいと思っています。世の中で出会える相手は限られているし、ご縁あってであった相手には、私のできる最大限のことをしたいといつも思っています。

 

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